歯周病を放っておくと……
歯周病とは、歯の周りにある組織が怪我をしていたり、風邪を引いているような状態をいいます。日ごろの食事や喫煙といった生活習慣の中で、歯の周りにはカス(歯垢)がたまります。この歯垢に含まれている細菌によって、歯周組織が炎症し、腫れが出血を起こし、口臭を放つようになります。これが歯周病の始まりです。
歯周病は口の中だけの病気ではありません。放っておくと、細菌が血管へと侵入し、病原が全身へと広がってしまいます。糖尿病などの生活習慣病、心筋梗塞といった生死に関わる病気へと発展するケースも報告されています。
不安にさせてしまったかもしれませんが、「たかが口の中」と思わず、大切な内臓の入り口だと思って、口内に気を遣っていく意識をお願いいたします。